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第三吾嬬小学校
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校長あいさつ Greetings from Principal

更新日:2019年10月7日

 墨田区立第三吾嬬小学校ホームページへようこそ。
 第25代校長の川中子(かわなご)登志雄です。
 三吾(さんあづ)小は、明治8年、地域の皆様の、子どもたちに教育を受けさせたいという強い願いから生まれた、今年で144年の歴史を誇る伝統校です。この間に、関東大震災や太平洋戦争の東京大空襲などの苦難を乗り越え、地域に愛され、地域とともに発展してきた学校です。
 「すべてはみんなの笑顔のために」のスローガンのもと、三吾小に集まる子どもたち、保護者・地域の皆様、そして教職員も含め、すべての人たちがいつも笑顔でいられる、そんな学校をめざしてまいります。皆様のあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。

             墨田区立第三吾嬬小学校
                 校長  川中子 登志雄

Welcome to our website!
I am KAWANAGO Toshio, the 25th principal of Daisan-Azuma Elementary School, Sumida Ward, Tokyo.
Daisan (The Third) Azuma Elementary School was established on April 13th, 1875, by the earnest desire of the people of the surrounding village, who wanted their children to be educated at school. It is 143 years old this year. During that long history, the school suffered severely from hardships like the Great Kanto Earthquake and the Great Air Raid over Tokyo during the Second World War. However, the people, who loved the school very much, always protected and supported it. San-azu-sho is a school that has been developed by/with the people of this town.
I will try to make this school better and full of smiles for all the people who gather here, under the slogan, "Everything is for everyone's smile!"
I would like your kind understanding and support for the purpose of a good school education.

KAWANAGO, Toshio

Principal, Daisan-Azuma Elementary School,
Sumida Ward, Tokyo

校長
校長室にて

学校教育目標 The New School Educational Goals

新しい時代の幕開けにあわせて、これまで半世紀以上に渡って掲げられてきた学校教育目標を、新たに改定いたしました。


新学校教育目標(平成31年4月制定)

We have revised our school educational goals, which had been set for more than a half century; adapting to the beginning of the new era!

Daisan-Azuma Elementary School Educational Goals (Established in 2019)

INDEPENDENCE: A person who learns, thinks and acts independently
LIVING TOGETHER: A person who lives together with Omoiyari (Sympathy)
HEALTH: A person who has a supple and strong mind and body

令和元年度 校長「語らいサロン」の様子 

平成30年度 卒業生へ贈るメッセージ  「卒業式・校長式辞」より


20日・予行

 卒業生の皆さん、私と皆さんとの出会いは、ちょうど1年前のことです。まだ5年生だった皆さんが、体育館で卒業式の練習をしている姿を見る機会がありました。それから、新年度になり、金谷前校長先生のあとを継いで、私が第三吾嬬小学校の校長として着任しました。入学式の前日準備の時、すでに最高学年として大変立派な態度で積極的に働き、新しい校長である私を、温かく迎え入れてくれたことに胸が熱くなりました。
 それからの1年間、皆さんとはたくさんの素晴らしい思い出を作り上げることができました。日光移動学習教室で一緒に素晴らしい時を過ごしたことや、運動会や学芸会で皆さんが見せてくれた、本気の演技はどれも忘れられない思い出です。また、普段の授業中の学習態度や委員会やクラブ活動、縦割り班活動で見せてくれたリーダーシップは、三吾小の最高学年として、いつも大変立派なものでした。
 しかし、そんな皆さんもすべてが順調にここまで成長してきたわけではなかったそうですね。先日の謝恩会の時に前任の金谷校長先生が、皆さんが「心のカゼ」を引いていたというお話をしてくださいました。確か、日光のレク大会の中でも、みなさんの中から、5年生の時の自分たちはおかしかった、あれはだめだったと、涙ながらに訴える人がいました。そして、あのとき、感動の中で、この1年で自分たちはしっかり立ち直るのだと決意しましたね。そうして、皆さんは確かに立ち直ったばかりか、下級生の最良の見本となる、素晴らしい最上級生になってくれました。
 そんな皆さんとも、あと二日でお別れです。皆さんの卒業に際し、私が餞の言葉として選んだのは、20世紀の最大の物理学者であるアルベルト・アインシュタイン、英語よみではアルバート・アインスタイン、の言葉です。
 Learn from yesterday; live for today; hope for tomorrow.
 The important thing is not to stop questioning.
  (昨日から学び、今日のために生き、明日への希望をもちなさい。
  大切なのは、問いかけることをやめないこと。)
 今日と、卒業式の日の2回に分けて、私がなぜこの言葉を皆さんに贈ろうと思ったのかを話します。
 アインシュタインは、ウルムと言うドイツ南西部の小さな町で、ユダヤ人の家庭に生まれました。20世紀最大の天才と呼ばれたアインシュタインでしたが、小学校に居る時分、学校では先生に質問されてもいつもうまく答えられず、「のろま」と呼ばれ、馬鹿にされていたそうです。
 実は、5歳までまともに話をすることができずに、ご両親はとても心配して、お医者さんに相談もしたんだそうです。
 しかし、アルベルトは5歳のあるとき、突然すらすらと話し始めました。お父さんから方位磁石をもらって、磁石の針がいつも同じ方向を指すことにとても興味をもったことが、話せるようになったきっかけと伝えられています。アルベルトは、方位磁石を見てずっと考え続けました。そして、磁石の針がいつも同じ方向を指すのは、自分たちの目には見えないけれど、何らかの力がそこに働いているからだと気付いたそうです。そうです。17世紀に、ニュートンというイギリスの科学者が「万有引力」を発見したのと同じように、私たちの目には見えない何らかの力が存在していることに、彼は5歳の時に気がついたということです。また、あるとき、アインシュタインは、この世でもっとも速く動くものは光だということを学び、ある疑問をもちました。それは、光と同じくらい速い乗り物があったとして、それにのって光が進むのを見たとき、光はどんな風に見えるのだろうというものです。
 そんな疑問を常に持ち続けたアインシュタインは1905年、明治38年に「特殊相対性理論」を発表し、それまで一定で変化はないと思われていた、「時間」や「空間」が、ある状態では、速くなったり遅くなったり、伸びたり縮んだりするということを見つけ出しました。その後、その理論をさらに発展させて「一般相対性理論」を発表し、そして1922年には、ノーベル物理学賞を受賞しました。アインシュタインは、それまでの人類の、宇宙の見方を、全く新しいものに変えてしまったのです。
 アインシュタインは、まさに「過去から学び、現在のために生き、未来への希望を持ち続けた人です。疑問をもって、それをとことん考え続けた人です。また、彼は、常に感謝の気持ちを忘れない人だったとも伝えられています。
平成31年3月20日  墨田区立第三吾嬬小学校長  川中子登志雄


25日・卒業式

 春のこの良き日、墨田区 危機管理担当部長・S.T.様をはじめとする多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、本校の第143回目となる卒業式を、このように挙行することができましたことに、心より感謝申し上げます。
 保護者の皆様。本日は、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様の、このようにすばらしい成長の姿を目(ま)の当たりにして、保護者の皆様の深い愛情に、改めて敬意を表します。
 さて、卒業生の皆さん、ただ今皆さん一人一人に卒業証書をお渡ししました。証書を受け取る皆さんの瞳には、三吾小での、6年間の学びの成果と自信が輝いていました。それを見て、私は今、心より「卒業おめでとう」と伝えたいのです。
 皆さんはいつも私の誇りでした。ここで、皆さんの自慢を一つ紹介しましょう。あれは、10月のオリンピック・パラリンピック教育特別授業で、パラリンピック・車いすバスケットボール元日本代表の京谷和幸さんを学校にお呼びした時のことです。元々、プロサッカー選手だった京谷さんが、事故で下半身不随になるも、夢をあきらめず、車いすバスケットボールの選手として復活を遂げたお話を、ご自身の体験から熱く語られました。そのときの皆さんのらんらんと輝く瞳と、身を乗り出して聞く姿勢は大変素晴らしく、そのあとの、車いすバスケットボール体験も、皆さんは心から楽しんでやっていました。
 授業の後、応接室で皆さんの感想を尋ねたところ、講演で、日本全国の学校を訪問している京谷さんが、真剣な表情で、「お世辞抜きで、今まで伺った学校で一番素晴らしいこどもたちだった」とおっしゃいました。みなさんはそういう明るく素直で、前向きな人たちでした。

 皆さんは、今日、6年間を過ごしてきた母校を巣立っていきます。私は、第三吾嬬小学校の校長として、これまで皆さんに、「学ぶ」ということを通して、思考力・判断力・表現力と行動力を身に付けさせたい、教養と品格とを身に付けさせたいと考えてきました。ですから、これから新しい世界へと羽ばたいていく皆さんへの餞に、二十世紀最大の物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉を贈ることにしました。

Learn from yesterday; live for today; hope for tomorrow
The important thing is not to stop questioning.
昨日から学び、今日のために生き、明日への希望をもちなさい
大切なのは、問いかけることをやめないこと 

 アインシュタインの言った、「昨日から学べ」というのは、人類がこれまでに培ってきた知恵と技術を、この歴史を今一番最後に生きている自分たちがしっかりと学び、受け継ぎなさいということです。
 「今日のために生きよ」とは、過去を振り返ってくよくよしたり、未来の心配ばかりしたりするのではなく、今、この瞬間を、精一杯生きなさいということです。
 そして、「明日への希望をもて」とは、私たち自身が明るい未来を創造していくのだという、決意そのものに他なりません。
 そして、そのために大切なのが、「なぜだろう、どうしてだろう、どうしたらいいんだろう」と、疑問を常にもちつづけること、そしてあきらめずに考え抜くことだとアインシュタインは、自身の生き方を通して私たちに教えてくれているのです。
 先日、アインシュタインがどういう人だったかというお話をしました。相対性理論を確立し、ノーベル物理学賞を受賞したこと。アインシュタインの前と後とでは、人類のものの見方・考え方が、まったく新しいも
のに変わってしまったということを話しました。

思いやりの上に立つ教養と品格と

 しかし、アインシュタインが活躍した20世紀初頭から半ばにかけては、二つの世界大戦があった悲しい時代でもありました。アインシュタインがノーベル賞を受賞した後のヨーロッパは、次第に新たな戦争の気運が高まり、母国ドイツでは、ヒトラー率いるナチス・ドイツが政権を取り、侵略と、ユダヤ人への迫害が始まろうとしていました。そして1939年、とうとう第二次世界大戦が勃発。世界中でたくさんの人たちが犠牲になりました。
 戦争が、どんどん悪化していく中で、なんと、アインシュタインが導き出したしたE=MC2という数式を使って、人類がそれまで経験したことのない、恐ろしい兵器が生まれようとしていました。
 その後、戦況は連合軍が優勢となり、ナチス・ドイツが降伏しヨーロッパの戦争は終結します。しかし、そのとき、まだ闘いを続けていたのが、日本でした。
 アメリカはアインシュタインの理論を具現化した、おそろしい兵器「原子爆弾」の開発に成功していました。そして、皆さんもご存じの通り、完成していた原子爆弾の二つが、広島と長崎に投下されたのです。
 ダイナマイトの開発で人類の発展に寄与したノーベルは、科学の発展を、人類の平和のためにこそ使えるようにとノーベル賞を作ったという話を、皆さんは朝礼で聞いたのを覚えていますか。アインシュタインも、自分の研究は人類の平和の発展のためと信じていました。しかし、そんな素晴らしい発見や研究も、それをどう使うか、使う人の考え方によって、人類を絶滅させてしまうような、恐ろしい兵器に生まれ変わってしまうのです。
 私は、皆さんにしっかり勉強して、賢くなってほしいと心から願っています。しかし、どんなに立派な知識を身に付けたとしても、それは「思いやり」の上に立つものでなければ、何の価値もないということを、改めて皆さんに伝えたいのです。 「思いやり」を大切にしてください。
 さあ、そんなことを思い出させてくれる、アインシュタインの言葉を、私は皆さんに覚えてもらいました。皆さんはよく頑張って、96名全員が、暗唱に合格することができました。今ここで、もう一度皆さんの声で、アインシュタインの言葉を聞かせてください。私が、日本語で言いますから、皆さんは英語で言ってみてください。いいですか?

 昨日に学び Learn from yesterday;
 今日のために生き Live for today;
 明日への希望を持ちなさい Hope for tomorrow
 大切なのは The important thing is
 問いかけることをやめないこと not to stop questioning

 ありがとう。これから、中学校へ行っても、「学ぶ」ということを通して、「思いやり」の上に立つ、真の教養と品格とを身に付けられるよう努力を続けてください。

結びに、この晴れやかな卒業生の門出に当たり、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に改めて感謝申し上げますとともに、これまで本校の教育活動に深いご理解とご支援をいただきました地域や保護者の皆様に、心より感謝と御礼を申し上げ、私の式辞といたします。

 平成31年3月25日
  墨田区立第三吾嬬小学校長 川中子登志雄

Message to The Graduates 2019 (from the speeches of the graduation ceremony by the principal)

I am glad to be able to hold the 143rd graduation ceremony on this mild spring day, with a lot of guests from the city center and neighboring town. Dear parents of the graduates, I'd like to say congratulations to all of you, and express my respect to you, who have raised the students well. Thank you very much for your cooperation with our school.
To my dear students, who have just received a graduation certificate -- Congratulations! Since I arrived at this school last April, I could only spend time together with you for one year. Although that's a short time, I have a lot of wonderful memories. We went to camp in Nikko together. There we walked through the Senjo-ga-hara field, saw beautiful stars at night, and had a good time doing many games together. On the Sports Day and at the Cultural Festival, your performances were so great that we were all deeply moved. In the classrooms you always studied hard, and you took care of the younger students really well as the leaders of the school. I have been very proud of you all this time.
Among those good memories, what I can't forget even now was the time Mr. Kyoya Kazuyuki, an ex-Paralympic wheelchair basketball player, visited our school to give a lecture and share some wheelchair basketball experience. Being a very famous athlete, who travels all over Japan a lot, he said he has visited many schools in Japan. Mr. Kyoya taught us a lot of important things; "Having dreams is fun," "Never give up. Such attitudes bring about new meetings," "New meetings make us notice and learn important things," "It's important to be thankful for new meetings," etc. You listened to him very carefully, and enjoyed wheelchair basketball. After the special lesson, I asked what he thought about you. He said, really seriously, "They were the best students I ever met. I'm not flattering." You are beautiful students like that.

   You are leaving our school now. To you I've sent the words of A. Einstein, one of the greatest physicists of the 20th century. "Learn from yesterday; live for today; hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning." I asked you to learn these words by heart and recite them in front of me in January, and I'm really glad to say that all of you, 96 students in total, could pass the recitation trial.
As the principal of this school, I have always wanted you to acquire liberal arts and dignity. I wanted you to acquire those things through learning at school.
Einstein was a genius, who completed the theory of relativity. He gave the world a completely new view of the universe. In addition, he was a person who loved peace and hated war. He was a German Jew, and had to flee from Europe to the United States during the 2nd World War. However, while the world turned for the worse in that terrible conflict, a horrible weapon that mankind never had before was being created, ironically, based on the famous equation Einstein established. He was asked to sign the petition which made a proposal to the president of the United States that America must create atomic bombs before Nazis Germany made them. He signed it as one of the scientists who made the petition, reluctantly.
The war was over in Europe before they used the new horrible weapon. At that time, Japan was the only country that fought against the allied forces. The United States had already developed the new weapon. As you know, two of the atomic bombs they made were dropped over Hiroshima and Nagasaki.
When Einstein heard this tragic news, he grieved and lamented over the death of so many innocent people. He regretted that he had signed the petition and agreed to the development of atomic bombs.

   Nobel, of the Nobel Prize, created dynamite for the prosperity of mankind. You know dynamite is used to kill people, too. You probably remember hearing that during a morning assembly. Nobel established the Nobel Prize so that scientific developments are only meant to be used for human prosperity. Einstein also believed that his discovery was only for the peace of the world. However, like any discovery or area of study which seems wonderful; it can also be turned into horrible weapons that kill and destroy people's lives.
I really want you to study and learn to become wiser, from the bottom of my heart. However, even if you have learned the greatest knowledge and skills, it's only good and useful when it stands on omoiyari (sympathy). This is the very reason, I would like to tell you, that I gave you Einstein's words today.

I want you to recite the words here again. I'll say them in Japanese, so you say the words in English. OK? Let's try; Learn from yesterday. Live for today. Hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning. Thank you very much. Please try hard to acquire true liberal arts and dignity that stand on omoiyari, through learning, when you enter your junior high school.

In conclusion, I would like to express my gratitude to all the guests, and say thank you to all the parents and people of the town who supported our school education.

March 25th, 2019
Kawanago Toshio
Principal Daisan-Azuma Elementary School, Sumida City, Tokyo

「教養と品格と」

私の目指す学校教育に関連して、「基礎学問」の大切さについて大変わかりやすく説明がなされた記事がありましたので、ご紹介させていただきます。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構の村山斉教授が「NHK解説委員室」に寄せられたものです。下の写真をクリックして、リンク先のNHK解説委員室ホームページをご覧ください。2月20日(水曜日)にNHKのBS1で村山先生の講義が放映されます。下のバナーをクリックして、NHKの番組紹介をご覧ください。

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関連情報

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構教授 村山斉先生

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