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墨田中学校
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校長室より

更新日:2024年4月12日

校長先生からのメッセージ

校長あいさつ

自ら学び 心豊かで たくましい

 校 長  小出 和正

 墨田中学校の教育目標には、「人権尊重の精神と社会貢献の精神を基調として、知育・徳育・体育の調和のある人間教育の具現化」 とあります。この「調和のある人間」とは、Society5.0社会を生活する上で欠かせない資質と考えます。その資質を育てるためのキーワードこそ「自ら学び 心豊かで たくましい」です。
 義務教育最後の中学校の3年間は、とても貴重な時期です。体の成長はもちろんのこと、考え方や価値観、そして心のあり方も変化します。
 墨田中学校では、中学校の3年間で「学びに向かう姿勢」「自己の生き方」を身に付けさせることを重視した教育活動を用意しています。人は体験(自己の学びや他者との協働など)を通して様々なことを学びます。成長段階の中学生であるので、当然失敗することもありますが、失敗は今後の成長につながる学びの一つとなるので、失敗することも貴重な学びの機会であります。
 生徒たちには、日常の生活の中で、これまで育ててきた個性や能力に応じて新しく挑戦する機会を自分から見出し、勇気をもって挑戦することを通して一つずつ着実に成長するとともに、最終的には自分で決断し行動することの素晴らしさや達成感を実感し、自信をもって次の一歩を踏み出せる生徒になってほしいと願っています。繰り返し繰り返しの積み重ねが、自分の力で将来を切り拓いていくことにつながると考えます。
 墨田中学校の3年間で、社会とかかわる自分の姿を描き、
「自ら学び 心豊かで たくましい」調和のある人間の基盤を身に付けるよう取り組んでくれることを願います。

よりよい墨田中学校づくりのための基本方針

(1) 学力向上 (2)活気ある落ち着いた学校生活 (3)特色ある教育活動

指導の重点  (1)わかる授業と家庭学習 (2)生徒会の活性化 (3)ふれあい学習の充実

(1)どの先生の授業も、この1時限で何を学ぶかの目標を明示し、ICT機器を有効活用して同じ学習規律や学習形態により効果を上げる「墨中スタンダード」を確立します。また、基礎を学びたい、もっと難しいことにチャレンジしたい場合は、放課後の補充授業や発展学習を受講できる機会を多くつくります。さらに、e-ライブラリを活用して学校でも家庭でもインターネットを介してドリル学習ができる環境とシステムを整備・啓発します。
(2)学校生活でもっとも思い出に残る運動会や墨田祭などを、生徒会が中心となって作り上げ、クラス・学年・全校生徒のまとまりと団結力を養います。また、地域清掃や募金などの福祉・ボランティア活動に取り組むとともに、いじめや不登校等、荒れた学校をつくらない生徒会活動を推進していきます。
(3)本校には、二十年以上続く伝統の「ふれあい学習」があり、保育体験、農業体験、職場体験などの取組には地域や関係機関の多大な尽力をいただいています。生徒は勤労観、職業観、社会性など学校では学べない貴重な体験をし、体験を通して感じたことや学んだことをグループでまとめて発表を行います。この発表会は学校公開日に設定していますので保護者の皆さんにも是非参観いただければと思います。この取組により本校の生徒は表現力が豊かで国語の学力もアップしています。    http://www.sumida.ed.jp/sumidachu/index.html

進路、ふれあい学習

「毎日の生活の積み重ねが進路」

  「進路」という言葉から何を連想しますか。「進学」、「高校受験」、「将来就きたい職業」など様々だと思います。文字どおり「進路」は「進む路」のことですが、中学生の頃は、まだはっきり「私は将来○○になりたいです。」と職業が言える生徒は少ないと思います。とりあえず、まだよくわからないので、次の進学先である高校に行くための勉強をしっかりしておこうと思っている生徒は多いのではないでしょうか。
学力だけで高校や専門学校、大学を選択すると、それが最終ゴールになってしまい、その先の自分に合った職業、就職先がなかなか見つからない状況もでてきます。世界的に見ても、日本の中学生は学習の成績は優秀なのにもかかわらず、自分が将来就きたい仕事のために学習を行う必要があると考える割合は最底辺だそうです。(TIMSS:国際数学・理科調査)
 墨田中学校には、平成八年から二十年以上続く、「ふれあい学習」という素晴らしい伝統の取り組みがあります。地域の方々の協力をいただき、保育体験や職場体験、農業体験など3年間を通して福祉・ボランティア・キャリア教育を行うものです。一年生の頃から学年ごとに全生徒が取り組み、体験が終了した後、体験を通して感じたことや学んだ事をグループごとにまとめて、発表会を開催し地域や保護者の方々にも公開しています。様々な体験を通して、生徒は働く事の意味や大変さ、人との関わり方などを学び、発表により表現力もはぐくまれます。こうした、特色ある本校の取り組みも、やりっぱなしの体験学習だけでは、効果は上がりません。もちろん、本校は前述のように、その学びをすべてまとめ表現し他者に伝える活動によって効果を上げているのですが、さらにその先を追求することが本来の「ふれあい学習」の意義と考えます。それは、ふれあい学習の取り組みがきっかけとなって、日々の教科の学習を始め、学校生活すべてに影響して最大の効果を上げるということです。
 例えば、ペットショップに興味があり職場体験に行った生徒が「ペットショップを経営するには、動物が好きなだけでなく、お客さんにペットの特徴や魅力を伝える表現力やコミュニケーション能力がお店の売り上げを左右する大切な能力であることを知った。これからは、授業中の発言の際は、聞いているみんなにわかりやすく発表しようと思った。また、お店を経営するには、利益を上げないといけないから、苦手な数学もしっかり行い計算力をアップさせ、社会の授業では、世の中の仕組みや経済にも関心をもって勉強しようと思う。」と感想を述べています。 
このように、働いている人たちの姿を見たり話を聞いたり体験したりして、働くことのやりがいと大変さを感じ取る中で、今、学校で学んでいる学習や生活は、将来、自分が希望する職業に就くために必要な力と密接につながっていることが理解できれば、日々の学習にますます意欲がわき、学習効果も上がることと思います。
 進路の学習は、「生き方の学習」「自己実現の学習」と言ってもいいかもしれません。この世に生を受け物心がつき、学ぼうとする力が備わる幼少期から進路は始まり、命が絶えるまで続くものだと思います。

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