学校長より
106周年、次なる時代に向けて
本校着任2年目となりました。昨年度は、開校105周年ということで、保護者に皆様、地域の皆様の多大なご支援を賜りながら、子供たちともにお祝いすることができました。
そして106周年、次の時代を見据え、110周年時における「業平の教育のカタチ」を模索し、創造する1年目となりました。
さて本校では、長きにわたり守り続けてきた校訓「独学自修」という言葉があります。105周年を通して、改めてこの「独学自修」という言葉がつくられた時代背景、その当時の教職員や保護者、地域の思いや願い、そして、この校訓のもと、どんな「未来」を描いていたのか、深く考える機会となりました。
そして、この「独学自修」にこめられた真の意味を常に追い求め、問い続けることなのではないかと思っています。
さて、令和5年度は、学校経営目標に、
「主体性」・「協働性」・「新たな価値」を生む教育の推進
を掲げ、その具現化に向けた「業平小5つの教育ビジョン」として、
(1)「子供」を主語にする教育
(2)「子供」一人一人を認め、寄り添う教育
(3)「温かい厳しさ」のある教育
(4)学校・家庭・地域がそれぞれの責任を果たしながら一体となって子供を見守り、育む教育
(5)持続可能な社会の担い手を育てる教育
を定めました。
そして、特に今年度は、
(1)子供たちの学びの姿や成長をしっかりと捉え、認め、励ましながら、子供たちにとって何が大切か、教育の本質を常に追究します。
(2)子供たち一人一人の多様性を尊重し、心に寄り添う教育を一層充実させていきます。
(3)子供たちに対して「温かい厳しさ」をもって一貫性のある指導を行うとともに、どんな困難に直面しても折れることのない「しなやかな心の強さ」や「回復する力(レジリエンス)」を育むことができるよう努めます。
の3点に重点をおいて、教職員一同、努力してまいります。
1年間どうぞよろしくお願いいたします。
校長 伊藤 康次